最終更新日 2024年3月22日

タックスヘイブンについて

世界の長者番付では上位8名の資産は世界中の人口の半分が持つ資産の半分を占めているといいます。

彼らは世界中で知られる企業の創設者など偉大な人物たちですが、これほどまでに富が偏っているのはタックスヘイブンなどで税金を払わずお金を貯め込んでいるからと指摘する声もあります。

タックスヘイブンは税の避難港と訳されケイマン諸島やイギリス王室領のチャンネル諸島などがあります。

法人税や所得税が全くかからないので富裕層にとっては税金逃れにピッタリです。

またシンガポールでも法人税率が17%と低いのでタックスヘイブンに選ばれることが多いです。

タックスヘイブンは違法ではありませんが、経済活動を行っている国に支払うべき税金を払わなくて良くなるのでその国の経済状況を悪化させます。

国がもらえなかった税金回収するために他の国民たちに増税案を提案するなど、国内でも格差が広がる可能性があります。

世界格差に拍車をかけないように国家間で法人税率の引き下げをしないなどが要請されています。

またグローバルな点から見ればユニセフも公言してますが、アフリカの国々で貧しさが広がっています。

東南アジアや中東など貧困国は他の地域にもありますが、これらの地域では中間所得者層の割合は増えており経済的にも発展してきています。

ODAによる支援に頼っている側面もある

一方で広大な自然を有したアフリカだけは解決の兆しが見えず未だにODAによる支援に頼っています。

その原因は教育が普及していないことと政治家の腐敗です。

教育を一度も受けていない他人が多く、彼らはまともな仕事にも就けないので物乞いとして生きることになります。

物をもらうことができなければ力ずくでも奪おうとするので法を破って犯罪者となり、勤勉に仕事をしてお金を稼ぐ生活から遠のいてしまいます。

教育の問題は小さな頃から大人になるまで長い時間をかけて解決していくものなので結果も簡単には現れません。

政治家の腐敗とは世界各国から援助されたお金のほとんどを政治家が横領していることです。

政治家も給料をもらわないといけないので一部は収入になりますが、アフリカでは必要以上に政治家にお金が渡っているといわれています。

貧困を解決するためのお金の85%が政治家の物になっているので、日本などの先進国がお金を援助してもあまり意味がありません。

アフリカを成長させる効果的な方法を打ち出す政治家もなかなか登場しないため、アフリカの政治家は援助を独占することで一般人より裕福な暮らしを維持しています。

 

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