combidesig最終更新日 2024年3月22日
アソビコインは本来デジタルコンテンツを効果的に流通させ、効率の良い取引を行うために開発された通貨です。
実際には通貨とは言っても、一定のサイトの中だけで利用されるものとなっており、その中で様々なデジタルコンテンツを効率よく流通させることと、安全性の高い取引を行うことができるように一般的な仮想通貨で用いられるブロックチェーンを採用したことから、仮想通貨の要素を持っているものとして広く知られるようになりました。
アソビコインの使い方
アソビコインの本来の使い方は、自分が様々なところから購入したソフトウェアなどを処分する場合に、これをオンライン上で効率よくマーケットに提供することができ、また適切な利益を得ることができるようにしたものです。
デジタルコンテンツは通常その形を持たないため、メモリーなどに入れて中古ショップなどに持ち込むことが多いのですが、この場合にはその入手経路が不明確であることや、コピー商品等の不正売買等を防ぐために厳密なチェックが行われることが少なくありません。
しかしそれでも正式なものであるかそうでないかを判断することは難しく、基本的にオンラインで入手したデジタルコンテンツの場合にはその処分をすることが難しいのが実態です。
CD-ROMやメモリカード等、メーカー側があらかじめ指定した媒体の形で販売されるものは、そのハードウェアの外観で価値を判断することができるとともに、正規のものであるかどうかを判断することも可能となっているのですが、最近ではオンラインで様々なソフトウェアを購入しダウンロードすると言うケースが多いため、これらは正式に購入したものかどうかを判定することが難しくなっているのです。
オンラインでのデジタルコンテンツの取引をスムーズにするために開発された通貨
アソビコインはこのようなオンラインでのデジタルコンテンツの取引をスムーズにするために開発された通貨であり、専用のサイトでしか利用することができません。
しかしこのサイトの中で取引をする場合には、様々なデジタルコンテンツを売却した際に受け取ることができ、またこれを利用して新たな異なるデジタルコンテンツを購入することもできる仕組みとなっています。
デジタルコンテンツの流通マーケットの中で利用できる通貨であるため、開発当初は実際にこのサイトを利用する人の間でだけ流通するものとなっていました。
しかし近年様々な仮想通貨が流通し、投資の対象となっている中でブロックチェーンを利用しているアソビコインの構造は非常にしっかりしたものであると評価されることが多く、現在のデジタルコンテンツのやり取りの他にも様々な場面で利用することができると言う期待が広まり、マニアの間で高額な取引が行われるようになっているのが実態です。
またデジタルコンテンツを売却することで簡単に入手することができることもその人気の追い風となったため、様々なデジタルコンテンツをサイトで売却し所有している人が多いのも特徴となっています。
金融庁から指導を受ける事態に
しかし、近年ではその人気に水を差すような出来事も発生しています。
現在この通貨は取引所には流通していないため、これを一般の仮想通貨と同じような形で入手することができません。
一時期取引所に登録し一般にも流通させようとする動きがありましたが、それ以前に1部の人がこれを市場で売買したために金融庁から指導を受ける事態となり、非常に注目を集めるようになりました。
その名前が悪い形で広まってしまったこともあるため、実際には取引所での取引開始の噂も立ち消えとなり、現在ではあくまでもデジタルコンテンツを流通するサイトの中でしか使用することができないようになっています。
アソビコインの必要性が再燃している理由
しかし最近また取引所で流通させることが望ましいと言う意見も広まっており、その大きな理由がサイトの中で必要なコンテンツを購入する際にアソビコインがないと購入できないため、あらかじめ購入するためにコインを入手する方法が欲しいと言うものです。
基本的にこの流通サイトでは自分が現在持っているデジタルコンテンツをその他のものと交換したり、欲しい人に譲る場所となっていました。
しかしデジタルコンテンツの価格がそれぞれ異なるため、基本的にただで譲渡する場合を除いては購入価格が異なるために単なる交換では不公平になってしまうと言うものがあったのです。
さらに交換するものを持っていない人は自分が欲しいソフトウェアがあっても、これを入手することができないため非常に悔しい思いをしていました。
これらの問題を払拭するためには基準となる通貨を設定することが望ましいことから、この仕組みは生まれたものとなっています。
まとめ
アソビコインは一般の仮想通貨が投資目的で開発されることも多い中、目的を持って実際に流通している非常に貴重な通貨の1つです。
そのため人気が高い反面、これによって価格が変動すると実際のデジタルコンテンツの取引にも支障をきたすことになる恐れがあります。
ビットコインとしては非常に優秀な機能を持っているものと評価されていますが、現場の使い方の中ではこれを利用することは非常に難しいものとなっているのが実態です。
