最終更新日 2024年3月22日

疲れた身体を癒すのには、温かい湯に浸かって心身をリフレッシュさせるのが一番効果的です。
幸いにも日本では全国各地で天然泉は湧き出る環境があり、北は北海道から南は南西諸島まで色んな地域で温泉を満喫することができます。
2000年頃に各地で空前の温泉ブームが巻き起こり、数多くの場所でスーパー銭湯と呼ばれる大型銭湯の建設ラッシュが相次ぎました。

大阪は営業施設数では全国1位

そのなかでも近畿地方の中心地・大阪府では2001年から2011年の10年間の間で、計60件もの近代的な銭湯は営業を開始しています。
近隣の方の利用だけでなく、宿泊施設も併設した観光ホテルとして機能しているところもあり、営業施設数では全国1位となっています。
ここでは、なぜ大阪で天然温泉が人気なのかを見ていくことにしましょう。
また、数多くあるスポットのなかで、一度は行きたい施設についてもご紹介をします。
これから大阪 温泉を訪れようという方、そして住んでいらっしゃる方の参考にもなれば幸いです。

天然泉が府中全域で掘り当てられる

総人口約200万人都市の大阪に2021年5月現在、計58件の大型スーパー銭湯が営業しており、この数は全国でも際立っています。
なぜこれほどの数が集中しているのか、それは天然泉が府中全域で掘り当てられるからといえます。
通常温泉というものは、源泉を探り当てるのに非常に時間を有するものです。
赤外線から超音波診断を実施して地下水の調査をおこない、その後に正確に源泉に向けてボーリング掘削をおこなわないといけません。
約5年近くの長い年月をかけてから事業をスタートさせるため、投資コストが莫大な金額になります。
ところが大阪の場合、府全域に地下水脈があることが昭和45年の土木調査で明らかになっているので、事前診断や検査を省略して掘削作業へと即移行することが可能です。
これにより事業を開始する際の導入コストが大幅に省略できるため、施設を建設しやすい環境といえるでしょう。
実際に、京都や和歌山・兵庫県に本社を構える観光会社がスーパー銭湯の運営母体となっているため、温泉施設の好立地となっています。
総人口も多く、休日に家族やカップルなどがたくさん足を運ぶことも想定され、事業を軌道に乗せやすいことも人気の要因といえる点です。

大阪で一度は訪れておきたい温泉スポットランキング

ではここからは、たくさん存在する天然泉施設のなかで、一度は訪れておきたいスポットをランキング形式でご紹介しましょう。

1位「箕面スパガーデン」

1位「箕面スパガーデン」府の北部に位置する箕面市にある施設で、入浴と宿泊の両方を体感することが可能です。
1979年に開業して以来、近畿地方を代表する観光施設とありました。
高尾山の山頂に建物を構えており、露天風呂からは大阪平野を眺めることができます。
ナトリウム源泉となっているところで、神経痛から婦人病に効果的な効能を得られるのがポイントです。
秋になると山一面が真っ赤に染まる紅葉を目にする事ができ、美しいモミジを見ながら入浴すれば、日頃に疲れを一気に吹き飛ばすこともできるでしょう。
阪急電車の箕面市駅からシャトルバスが運行されていて、幅広い世代が利用されているところです。

2位「ハーバースパリゾート」

2位「ハーバースパリゾート」は2010年に港区天保山で誕生した大型スーパー銭湯になります。
計25の大浴場があり、古代ローマをイメージした大理石使用の浴場が名物です。
大人気映画のロケ地となったことで、全国区の知名度となりました。
宿泊施設は併設されていませんが、約620平方メートルの敷地面積で地上4階建ての建物内にはミニシアターから宴会場、仮眠室などがあるので丸一日滞在してゆっくりと過ごせます。
地下鉄の天保山駅から徒歩10分の位置にあり、足を運びやすいです。

3位「延羽の湯」

3位「延羽の湯」は府内計4か所に系列店を構えているところです。
純和風作りの建物が特徴で、石造りからヒノキ造りの浴槽を設置している温泉施設になります。
こちらも日帰り専用施設となっていますが、館内では専用の浴衣を着用してエステや韓国式マッサージ、ネイルアートなどのサービスを受けることも可能です。
大型駐車場を完備しているのがポイントで、休日にご家族で訪れやすいスポットになっています。

4位「湯めぐり物語」

4位「湯めぐり物語」は府内東部に位置する八尾市にあり、近畿最大級のスーパー銭湯です。
2014年に開業したところで、ナトリウムと硫黄両方の源泉を有しているところです。
金と銀の天然泉を謳われており、大浴場では金の湯を堪能できるところは浴槽から壁に至るまですべて金色となっています。
銀の湯を体感できる場所は露天風呂となっていて、曜日によって男湯・女湯が入れ替わるところです。
JRの八尾駅から徒歩2分、宿泊施設も併設されているため、府内を訪れる観光客の利用も多い傾向です。

まとめ

以上、1位から4位までのおすすめスポットをご紹介しました。
家風呂とは違った開放的な空間でなおかつ、自然の恵みである天然泉に身体を浸せば心身ともにリフレッシュをして日頃の疲れを癒せることでしょう。

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